帰ってきてすぐに、沸騰したお湯を待たせたまま納豆を混ぜた。 窓を開けて、漂う納豆の匂いを逃すかわりに招き入れてしまった夜の虫が、カーテンとすれ違った。 コンタクトを外してぼやけた視界のなかで、みえない虫を探して身体が痒くなる。
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