みずうみ

ひとり言

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

こぼれた

昨日、仕事中に左手の親指を切ってしまった。 ぱっくり切れ目の入った皮膚から血が溢れて、みるみるうちに真っ赤に染まった。 指先にある心臓の音が大きくなって、どんどん命がこぼれていくような感覚があった。 帰ってから遅い時間に夕飯を食べた。 命をも…

アゲハ

いつも決まって、ピアノの曲を聴いてめそめそ泣くだけの彼女は、現実を箇条書きにして、ただ現実のまま受け入れようとしていた。 晴天の下で憧れのアーティストと笑顔で握手を交わした、真っ白な服をきた素敵なカップルは離れ離れになってしまった。 満月の…

知りたいことは

親しい人と笑顔で話しているときでさえも、誰にどう評価されているかってことが頭から離れないのかもしれない。 それくらいに、顔がみえる相手が口から発する言葉よりも、電波を通じた、他人を意識している、もしくは誰の気持ちも考えていない活字が影響力を…

tamame

きょうは初めてサラダの盛り付けをさせてもらった。 できることが増えていくのはいつだって楽しい。 まだまだできるようになりたいことがいっぱいある。 好きなことを自由に、思い通りにできたらどんなに楽しいんだろう。

今日から

お守りみたいに、甘い粒を飲み込んでシャワーを浴びた。 排水口の黒くて暗いトンネルに、連れて行かれる気がして、大人になってもいつまでたっても怖がっている。 暑くて暑くてクーラーをつけたのに、生温いシャワーを浴びたら身体が凍えていることに気が付…

何か少しのきっかけで、沸騰するお湯みたいに怒り出したり、しくしく泣き出したり、ニコニコしてご飯を食べられたりする。 爆弾みたいな感情を抱えて慎重に生活しなければならない時期がある。 いまはずっと、同じ曲を覚えるくらいまで聴きながら、何と無く…

カップ焼そば現象

大学の頃、授業で短い作文発表があった。 細長の眼をした男の子は、きりりとした表情で、たまに食べる、しかも、夜中に食べるカップ焼そばの美味しさについて語った。 午前1時。 カップ焼そば、買い置きしなければ良かった〜

その後

週の半ばで疲れてきてむしゃくしゃしたので、ノートを3枚破ってくしゃくしゃにして投げた。 苛々は紙の中に入れて飛ばした。 それから、すきな曲を聴いた。

音楽のある風景

聴くといつも泣きたい気持ちになる。 録音された音楽は、いつも優しい。 もうずいぶん昔にわたしが歌ったりギターを弾いたりしたあの曲も、誰かをあたたかい気持ちにしたことがあったのかなぁ。