みずうみ

ひとり言

2018-01-01から1年間の記事一覧

ひとりでできること

声が戻ってきたのが嬉しくて、久しぶりにひとりでギターを弾いてみた。 まだ、夜になると蕁麻疹が出たりはするけれど、あまり悲観的にならずに身体の中から出ているサインとして受け止められるようになった。 健康で暮らしていくために、頭と心と身体のバラ…

誰かの世界

青葉市子さんの、誰かの世界 という曲がとてもすきで、ずっと聴いてる。 聴いているとときどき泣き出したくなるけど、でも、優しいなぁ と思ってほっとして、肩の力が抜けていく。 わたしはわたしの変えられなさにがっかりして落ち込んで、それでも毎日夢み…

泣く程悲しいことなんて、特にないはずなのになぁと思いながら、目のふちにずっと涙が溜まっていて、どうにかしなくちゃと考えてる。 ひとはみんな、幸せだったむかしのことを思い出して、また同じように幸せになることを求めるけれど そのときのわたしとい…

まぼろし

重い頭を抱えてヨガに行った。 先生が「きょうは気圧が低くて、呼吸がしづらいと思います。呼吸が浅くなって、怒りっぽくなる、ような感じがあるかもしれません。 気持ちの良いところで、深い呼吸をしてください。なんとなくではなくて、いま、身体や内臓が…

日常

ここ一年くらいの間で、本当にいろいろなことがあった。 毎晩、次の日の楽しみを考えて眠れること 家族の声を聞いてお互いにほっとする瞬間 友達と涙が出るくらい笑っちゃうくだらない話 恋人のいつも変わらない寝ぼけた声 毎日、学び続けること

ジョゼと

実家を出て以来、いままで住んだなかでいちばんお気に入りのこの部屋で、ときどきふと、よその家にいるような気になる。 こんなに大好きな部屋でも、寝る前に見渡して「あれ?」と思う。 もっと、汚したり片付けたり、物の足し引きをしながら住み慣れていき…

花のベッドでひるねして

とにかく眠くて眠くて、でも起きていたくて目を開けているこの時間は、もうほとんど夢と変わらないんじゃないかなぁと思う。 眠りにつく前にすきな本を読んだり音楽を聴いたりして、時々すきなひとたちの顔を思い浮かべている時間がいちばん幸せな気がしてる…

ループ橋

小雨が降っていて、忘れた傘よりも新しい傘との出会いにわくわくして、淡い花柄の傘を手に取った。 食欲が急に落ち着いて胃が空っぽになってる。 楽しみが増えて、静かにしていても緊張したりあったかい気持ちになったりしてすごい。 繰り返し聴いていたのが…

13ヶ月と13週と13日と満月の夜

あたらしい本は布団であたためてあって、手元にはキッチン。 もう読まなくても思い出して触れられそうな冷たいタイルや夜中にぶーんと音が鳴る冷蔵庫。 袋ラーメンに具をいっぱい入れて出している、アパートの一室にあるラーメン屋さんが出てくるのはどの話…

Veronika

きのう、仕事前に立ち寄ったカフェで、大学生の頃にアルバイトでとてもお世話になった方が 「かおりちゃんが仕事始めるときに、他のフェローみんなに“お願いします”って言うの、他の店舗にも拡がって、いまでも続いているんだよ。」 と教えてくれた。 わたし…

永い夢

街灯がやけに眩しく感じた夜だった。 わたしの好きな小説が、友達の名前の由来だと知って、不思議な気持ちになった。 今度会ったら「そう、あなたを故郷の国につれていってあげる。あなたが望む世界中のどんな国にでもつれていってあげる。髪にきらきら光る…

月とドーナツ

一週間をほとんど乗り切って、カフェに滑り込んだ。 同じような人たちが並んでいて、たくさんのオーダーに追われながらも店員さんはにこにこしていて、やっぱりこのお店は好きだなぁと思った。 あたたかいミルクティーを飲んで、クッキーを食べたらほっとし…

きょうのお昼過ぎ、雨上がりの空が結構濃い水色で、イヤフォンからはご機嫌な音楽が聴こえていて、深呼吸したら喉から肺まで冷たくなった。 これからは良いことしか起きないような気がした。

指先

とても久しぶりに、事務的な、丁寧な文章を書こうとしたら全然ペンが進まなかった。 4月からのことを考えて、これは感覚が戻るまで苦しいなぁ〜〜とちょっと落ち込んでいたけれど、出勤して、お通し用に作った海老クリームコロッケが完璧に美味しくて救われ…

キッチン

30年前のきょうは、キッチンが本になった日だと知った。 若かったわたしや、友達や、恋人、いまでも会うひと、もう会えなくなってしまったひと、たくさんの大切なひと達との思い出が詰まっている。 あの、夜中に熱々のカツ丼をタクシーで届けに行くシーンと…

覚えておきたいこと

旅の終盤で、遊び疲れてピピ島から帰る船の上で微睡んでいた。 海に潜った後の海水でべたついた肌は風に吹かれてすぐに乾いてしまって、手ぐしも通らないくらいに絡まった髪の毛はもうどうでも良くなって、いつの間にかぐうぐう眠っていた。 たぶん、いまま…

飛行機の小さな窓から、蜘蛛の巣みたいに、プラネタリウムで眺める星座みたいに、ちいさな光がたくさん繋がっているのを見た。 狭い機内で、大人や子どもがぎゅうぎゅう詰めで眠っていて、なんだか不思議な気持ちだ。 読み終えた小説のあとがきに、出会いや…

考えすぎた

知恵熱が出るくらい考えて考えて、やっぱり全然共感できなかったし、良いと思えなかったので、やっとすっきりした。 残ったのは、わたしが大好きで、大切にしたいひと達からもらった言葉だった。

プール

サイパン旅行の小説を読んでいたら、あたたかい土地で、たくさん陽を浴びるのも悪くないかもなぁと思うようになって、プーケット行きが少し楽しみになってきた。 それから水が恋しくて、それが海水なのか塩素のにおいなのか、よく分からないけどワンピースじ…

うらら

友達に弱音を吐いたり好きなひとの笑顔に会いに行ったりして、自分の真ん中が暗い気持ちで濁ってしまわないように、なるべく澄んだ状態を保てるようにすることがいまのわたしにできることなんだと思う。 きょうは春みたいな天気で、あやのさんが美味しいチャ…

しずく

久しぶりに仕事が早く終わったのと、明日がお休みなのが嬉しくて、夜の喫茶店で本を読んで、帰り着いてからはドラマを観ながらクッキーを焼いた。 小さな部屋の中が甘いにおいでいっぱいになると、夜がいつまでも続く気がしてわくわくする。 寝過ぎてしまわ…

初雪

きょうは、なんか見たことある景色とか、なんか前にも考えたことある考え事、とかばっかりだった。 外の空気が痛いくらいに冷たかった。 わたしがいまいちばん行きたいところ、アイスランドはもっともっと寒いのかなぁ。 あしたは早起きして、布団からちゃん…

SNSを、開くとついつい長い時間眺めてしまう。 はっと気付いたときには、なんだか脳みそがゆるくなって、眼にフィルターがかかったような感覚になってる。 色んなものや情報が溢れていて、手軽で楽しくて、時々怖い。 きょう、新しい道が決まった。 昔のわた…

あさ、読みかけの本の続きが気になって、開いたけれど挟んだと思っていた栞はなかった。 きのうは倒れこむみたいに眠りについたんだった。 栞、という漢字、結構好きで、名付けたお母さんは形が好きだからどうしてもこの字を入れたかった、と話していた。 本…

あるく

甘い飲み物やお菓子の量をぐっと減らしてひと月経って、きっかり1キロ体重が減った。 つまりわたしの身体には1キロ分の砂糖が蓄えられていたということなのかなぁ。 痩せたい、がメインの理由じゃなかったけれど、身体が軽くなったと思うといつもより歩くの…

シャワーを浴びて、お気に入りのアイシャドウを塗って新しい服を着て、貝殻みたいなイヤリングを下げて、夜道を歩いた。 わたしの人生と、家族と友達と、いつか産まれるかもしれない命のために、恥ずかしくないように生きようと決めた。 友達にそのことを話…