2017-10-12 彼女について もう何回も読み直したはずだし、こんなにも印象に残るストーリーなのに、どうして忘れていたんだろう。 どれくらい前だったか、確かお気に入りの一冊で、鞄の中に入れて持ち歩いていたほどだったのに。 初めてのような感覚で読み進めていたら、哀しくて心細くて、毎日眠気が覚めてしまう。 薄手の掛け布団だけでは頼りなくて、寒くもないのに毛布を重ねた。