みずうみ

ひとり言

彼女について

 

もう何回も読み直したはずだし、こんなにも印象に残るストーリーなのに、どうして忘れていたんだろう。

 

どれくらい前だったか、確かお気に入りの一冊で、鞄の中に入れて持ち歩いていたほどだったのに。

 

初めてのような感覚で読み進めていたら、哀しくて心細くて、毎日眠気が覚めてしまう。

 

 

薄手の掛け布団だけでは頼りなくて、寒くもないのに毛布を重ねた。