みずうみ

ひとり言

しずく

 

久しぶりに仕事が早く終わったのと、明日がお休みなのが嬉しくて、夜の喫茶店で本を読んで、帰り着いてからはドラマを観ながらクッキーを焼いた。

 

小さな部屋の中が甘いにおいでいっぱいになると、夜がいつまでも続く気がしてわくわくする。

 

 

 

寝過ぎてしまわないように予定を入れて、着いた家先で真っ白な鳥を見た。

遠くからこっそり撮った写真を家主に見せたら「綺麗だけど、フンしてる!やだな〜〜」と言って笑ったので、つられて一緒にげらげら笑った。

 

 

本を読んだら書きたくなるのはどうしてなんだろう。

最近は、前に見た、水晶のシャワーのことをよく思い出してる。

ざらざらと降り注ぐ小ぶりな水晶の中に、赤青緑金色の光が眩しくないくらいに入っていて、浴びているのに痛くはなかった。

それから、王国に出てくる、雫石やノニちゃんや、キノのことをよく考えてる。

人との出会いとか別れとか繋がりとか、一人ひとりの本質とか、つまりはそういうことを考えようとしてるんだと思う。