みずうみ

ひとり言

キッチン

 

30年前のきょうは、キッチンが本になった日だと知った。

 

若かったわたしや、友達や、恋人、いまでも会うひと、もう会えなくなってしまったひと、たくさんの大切なひと達との思い出が詰まっている。

 

あの、夜中に熱々のカツ丼をタクシーで届けに行くシーンとか、ムーンライトシャドウの、最後のメッセージとか、まるで本当に見たり聞いたりしたような感じがする。本はずっと生きてる。