みずうみ

ひとり言

 

あさ、読みかけの本の続きが気になって、開いたけれど挟んだと思っていた栞はなかった。

きのうは倒れこむみたいに眠りについたんだった。

 

栞、という漢字、結構好きで、名付けたお母さんは形が好きだからどうしてもこの字を入れたかった、と話していた。

 

 

本が大好きなのはきっとこの一文字のおかげなのかもしれないし、本が大好きだからこの一文字が入っているのかもしれない。

 

 

あと、栞って、つまり目印ってことだからなのか、森の中の立派な木の幹に白いリボンを結びながらどこかへ向かう姿をよく思い浮かべる。